啓蟄の日の芽ぶき

啓蟄蚯蚓ぬくぬく土を喰う

 

今日は啓蟄。24節気の一つで、虫が穴から出てくるという意味だという。いよいよ賑やかになる。自然界は上手くできていて、虫たちは草の芽生えに合わせて姿を現す。そうして緑をバリバリ食って成長する。草もまた受粉などを虫にいろいろ依存しているから、これはお互い様である。虫が出てくると、次はトカゲなどが現れる。食物連鎖、というのだろうか。

私の庭にも、たくさんの野草の芽が出始めた。それぞれが不思議なほどそれぞれ違うデザイン、そしてそれぞれが美しい。とりあえず三つ四つをメモしておこう。いずれ咲いたらその姿を掲載するつもり。

 

これは、ヒメカンゾウユリ科)。夏にニッコウキスゲのような黄色くはかない一日花をつける。 

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これは、イワタバコ(イワタバコ科)。縮まった葉がなんともいじらしい。日陰で美しい花をつける。

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これは、ウラシマソウサトイモ科)。花は仏炎苞に包まれ、苞の先が糸状に長く伸びて、それを浦島太郎の釣り糸に見立てた。 素晴らしい命名

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これはワレモコウ(バラ科)。葉がギザギザしている。秋になればトンボがとまる。

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