女性バイオリニストのソチオリンピック(シリーズ♪ロ短調 3)

バネッサ・メイという有名な女性バイオリニストが、ソチオリンピックに出場したことは、知る人ぞ知るニュースであった。彼女はシンガポール生まれの英国人だが、タイから、アルペン女子大回転に出場。結果はどうだったのか、知りたくていろいろネットを調べたがよくわからなかったのだが、どうやら結果は最下位、67位であったらしい。
私は、特に彼女のファンでもなんでもないのだが、たまたま「THE VIOLIN PLAYER」という1995年のCDを一枚もっていて、時折気分を高揚させたいときに掛けることがある。(20年前といえば彼女はまだ10代のCD。)
このCDの解説の冒頭、「Violin playing is a physical art with great traditions behind it.」と彼女は言っている。
なるほどそう言われてみると、案外スポーツとバイオリン演奏は彼女の中では類似した肉体感覚があるのかもしれない。彼女にとって演奏のスピードとそれをコントロールするテクニック、メリハリのつけ方などはスポーツと同じ肉体作業なのかもしれない。(彼女だけでなく多くはそうなのかも…)
などと思いながら、このCDをかけると1曲目はバッハのトッカータとフーガニ短調。なかなか派手。躍動感とのりがあるが、全体にスキー大回転の曲ではない感じだね、やっぱりフィギュアスケートの曲かな、とおもえる。ネットで見ていて、2006年のトリノオリンピック荒川静香が金メダルを取ったときのときのフリーの曲が、メイの演奏だったと、今になって知った。
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