ハマナスの実を掌の夕日かな
花はほとんど終りで、丸い真っ赤な実がたくさん見られた。これはローズヒップになる。また動物たちの貴重な食料でもある。霧多布にはハマナスロードと名づけられた景色の良い道路があり、そこを走ると乳牛や馬が草を食む姿が見られのどかな気分になった。
ハマナスというと、森重久弥とか加藤登紀子の「知床旅情」を連想する。歌詞の中に「ピリカが笑う」とあるのだが、霧多布湿原ナショナルトラストの方に「ピリカはどこで見られるのですか?」と伺うと「霧多布にはひとつがいがいるだけのようだ」とのこと。日本ではもう希少な鳥となっているらしい。