チゴユリ咲いて(ユリ科)

チゴユリや木漏れ日と何をひそひそ

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下向いたままなので繊細そうに見えるが、実はチゴユリは結構しぶとく、毎年少しずつ株を増やしていく。ことしは数えてみると20弱の株になった。

もう6、7年前になろうか。三河の山奥の林道の脇に生えていた一株をいただいてきたものだ。雑木林の明るい枯草の中に、よく見ればたくさん茎をもたげていて、明るい木漏れ日がちらちら揺れていた。しばらくたたずんでいると雲の影も林を横切っていく。

そんなのどかな環境から、劣悪な我が家の庭に連れてきてしまったが、全然へこたれていない。
私も、せめてとの思いで一日に何度も花を見てやる。

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春が深まり、もう若葉の気配。
行く春を惜しんで、バッハのヴァイオリンソナタBWV1014~1019。久しぶりに昔のCD、ヨゼフ・スークのヴァイオリン、ルージィチコヴァのチェンバロで聴いている。
ややセンチな音かもしれないが、惜春にふさわしいかもしれない。