イタドリを食べてみる

痩せワラビ一把で足りる今日の酒

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(いたどり:写真で見ると細い感じだが、これでまあまあの太さ)

半月ほど春風邪に悩まされ、久々に堤防を歩くとやっぱり季節は進んでいる。一面にマツバウンランの薄紫が風にそよいでいるし、柿の葉のみどり、新茶のみどりなどがそれぞれ目にまぶしい。

イタドリの立派な群生があったので、ふと思いついて、これを食べることとにした。

田舎でもこんなものは食べないのだが、じつは何年か前に個人的に試みたら意外に歯ざわりがよくて内心、もう一度と思っていたのだ。
太そうなものをポカッと折って持ち帰り、皮を剥いて熱湯と重曹に一晩寝かせて灰汁抜き。
あわせて、細いワラビがたくさん生えていたので、一握りほど採っていっしょにいれて、それらを醬油ベースでかるく煮付け、鷹の爪でピリッとさせる。出来上がり。

重曹が効き過ぎて、やや腰砕けになってしまったが、それなり春の歯ざわり。無骨なおとこ料理だが、これで一杯。
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