2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

子鬼の角の芽吹き(New野の花365日)

暖かい日が続くと、あっという間に草花が芽をだし、花をつけてくる。 早春賦では「葦は角ぐむ」とうたうが、庭にも角ぐむ芽生えをするものがあった。 写真1は、ニホンシャクヤク。めぶきの色が実に美しい。 写真2は、オオバギボウシの芽。ずんぐりと太い。…

ツバキ1(玉之浦・・・遣唐使船)(New野の花365日)

庭のツバキが咲き始めた。「玉之浦」という品種で、一重の濃い紅の花弁を、鮮やかな白が縁取る。こうした縁取りを覆輪というそうだ。色合いは派手だが咲き方はやや地味で、花は筒状というよりはもう少しひらく程度。下を向いてこっそり咲く。この時期になる…

女性バイオリニストのソチオリンピック(シリーズ♪ロ短調 3)

バネッサ・メイという有名な女性バイオリニストが、ソチオリンピックに出場したことは、知る人ぞ知るニュースであった。彼女はシンガポール生まれの英国人だが、タイから、アルペン女子大回転に出場。結果はどうだったのか、知りたくていろいろネットを調べ…

鮭トバの味は

この冬は、北海道の親戚からいただいた鮭トバを堪能した。 鮭を皮付のまま、海水で洗って潮風で干したもので、普通は縦に細長く切ってある。硬いので、少し炙ったり、少しずつしゃぶったりすると、酒の肴にもってこいである。 鮭の肉と脂と塩気とが微妙な味…

若菜摘み・・・またはバレンタインデー

川辺の土手を歩くともうカラシナの芽がでてきていた。あと一月半もすると一面の黄色い菜の花になる。 このカラシナは、川辺景観のために蒔いたセイヨウカラシナで苦みが強いので私はあまり採らないのだが、ついはずみで一握り摘んでしまった。持ち帰って重曹…

くわせもの作曲家ーまたはバッハの偽作(シリーズ♪ロ短調 2)

最近、佐村河内何某という詐欺師が世間を騒がせているが、実に不愉快な偽作事件だ。耳が聞こえるのか聞こえないのかという茶番まで付随している。疑いを知らない純情な音楽ファンをオレオレ詐欺に引っかけたようなものだ。彼の名は、この不潔な食わせ事件の…

小鳥の餌台メニュー

先日、関東は記録的大雪だった。 静岡の町から周辺の山を見ると、少し白くなったのは、見当で標高500mから上くらいだろうか。それほど冷え込みはなく、穏やかな土地である。 少し陽が当たると、小鳥たちも賑やかになる。 節分を過ぎたこの時期、餌がなく…

眠るリュウキンカ(キンポウゲ科:New野の花365日)

一昨日ひらいたリュウキンカだが、みていたら夜になると眠った。 ピカピカの金箔の花弁を惜しむように内側にたたんで、まあるい団子状になって眠る。よく見ればまだまだ雄しべも雌しべも十分に発達はしていないで、それを包み守るかのように花弁を折り曲げる…

リュウキンカだってスプリングエフェネラル(キンポウゲ科:New野の花365日)

スプリングエフェネラルとよばれる春の花たちがある。例えばセツブンソウ、カタクリ、フクジュソウ、アズマイチゲ、キクザキイチゲ、オキナグサなど。早春、まだ多くの草木が目を覚まさない季節、一瞬の間に花を咲かせて、直ぐにいなくなってしまう花たちだ…

奈良の「山辺の道」をゆく(シリーズ風景の中へ10)

3年かけて、3回に別けて歩いてようやく山辺の道を踏破した。海柘榴市(つばいち)と天理の間で、田んぼ道もあるし人家の裏も通る、実にヒューマンスケールな道である。 これは古代の道そのものではなく東海自然歩道に指定されている道である。とはいってもこ…