2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
万緑やわれまた植物細胞を持ち 日陰を探して、山の農道に車を停めてぼんやりしていたら、脇の石積みに変なものが目に入った。初めて見るもので、花なのか枝なのか何だか全く見当がつかない。まわりはツタや花の終えたテイカカズラなどが繁茂していて、その隙…
半夏生白さは私の病気です 七十二候に半夏生(はんげしょう)がある。七月初めの5日ほどを指している。 で「半夏生」という草だが、ドクダミの仲間で葉の一部が白くなる特徴がある。わが庭にも病的な白い葉を何枚か光らせていて、異常に目につく白さである。…
皺の口すぼめて爺婆サクランボ 太宰治に「桜桃」という短編がある。多分高校の頃読んだが全く内容を覚えていない。ふと思い出して、サクランボをつまみつつ青空文庫で読んでみた。これを小説というのかどうかわからないが、太宰文学そのものだなと思い、そし…
庭園にかぼちゃ咲かせてポストモダン 農協で野菜の苗を見ていたら、カボチャの苗が目にはいり、ふいにカボチャを植えてみたくなった。といっても畑はない。 さてどこに?と考える。 こいつは野生的だからどこでも大丈夫そうだ。では庭の花畑、野草が乱雑に植…
父の日や子に叱られつつ手にスマホ 図書館から「豪華版 鉄腕アトム」を借り足しながら読んでいる。全部で14巻あるのだが、残念ながら1巻と3巻がみあたらず、1巻の一番目がいつ書かれた何だったのか分からない。この版じたいもう古いもので本も相当ガタが…