植物

蓮をみる一茶

オモダカもハスの盛りに咲きけるを (オモダカ) 蓮を見に、朝食を済ませて直ぐに出かけた。車で5分ほどの沼地。 このところ極端な暑さなので、とても蓮見に行く余裕などがなかったが、今朝は雨模様で幾分涼しい。 午前中の花は、やはりきれいだ。 蓮の花は…

狭庭の花レポート

青簾富山の風鈴蚊遣り豚 (ウツボグサ シソ科) どうやら梅雨に入ったようだ。今日も昨日も雨。 句は、夏になると出てくる定番の小物たち。富山の風鈴は、かつて高岡市の万葉歴史館を訪れた折にそこで買ったもの。 庭には、ウツボグサが咲き始めた。キキョウ…

「卯の花と小町」雑談

色うつる卯木の花を挿頭(かざし)かな 山では卯木が満開。種類もいろいろだ。 おや、花の色が白とピンクのものがある。 帰宅して調べたら、ハコネウツギ(もしくはニシキウツギ)らしい。いずれも白から赤に変化し、両者の区別は難しいとのことなので、即断…

ニセカラクサケマンでしょうか??

草茂る名前も風も横向きに おや、見かけない花だね? 最近、静岡の麻機遊水地がさらに拡張された。まだ雑草の少ない、広々とした水辺の風景は心地よい。そこに見たことのない花を見つけた。 ムラサキケマンが何かおかしく生育してしまったのか?それともヨナ…

チガヤまたはツバナ

空につづく径浄めたる茅花かな この季節、チガヤの花穂が真っ白に風になびいて美しい。 白というより光というほうが感覚としては近いかもしれない。俳句ではこの風を「つばなながし」といい、特別扱いしていることでも、この花穂に対する日本人の思い入れが…

立夏の白い野草たち

卯の花を挿せば小雨となるやらん 今日は白い花にスポットを当ててやろうと思う。 先ずはウノハナ。といってもこれはバイカウツギで野草と書いたが園芸種かもしれない。微かに香るのも品がいい。 でも、わが狭い庭の草たちは、今が盛りと生長し花をつけている…

柳絮、柳を挿すということ

芽吹きから青柳までの早さかな 公園を歩いていると、おや?白いものがたくさん飛んでくる。 柳絮だ。これはヤナギの花のホワタで、近づいてみると今を盛りに枝も真っ白である。 柳絮、と書くと、なんだか中国の古い時代、唐詩や伝奇集を思い出して現実離れし…

万朶のサクラ妄想

酔え笑え花すっぱだか我すっぱだか 満開の桜の下を歩いている。香りがうっすら漂ってくる。 溢れるような万朶の桜に包まれると、桜の花の下には死体があるとか、桜は神の依り代でこれを頼りに神が下りてくるとか、何かあの世的な、魔的なさまざまな想像を呼…

野草の小さい花

草萌ゆる一丁前面小さき花 (くさもゆる いっちょまえづら ちさきはな) 普段は気にもしにない雑草の小さい花たちが、やはり芽吹きのこの時期は、特別に可愛く感じられる。 枕草子に 「うつくしきもの。瓜にかきたるちごの顔。すずめの子の、ねず鳴きするに…

ものの芽 3枚

ものの芽や赤子のちんちんつまみたし これはチューリップ 玉が小さいので、今年は咲くかどうか? これはバイモユリ これが一番早く咲きそう これはムサシアブミ まだ冷えるのにこんなに芽を伸ばして大丈夫か?

ロウバイ馥郁と

ロウバイや花に包みし暖かさ ロウバイが、今頃ちょうど満開。 何十年前かになるが、静岡に転居した初めての正月、近くの神社を参拝したとき、強烈なそれまで知らない香りに鼻を打たれた。一体何だろうと探ると、真冬なのに黄色い花が咲き溢れていて、香りは…

礼者は種子

風に舞う種子は礼者か物言わず 締め切ってあったはずの部屋に、パラシュートをつけた種が二つ舞い込んでいる。どこから入ったのか首をかしげたのだが、翌日また一つ。まるで謎の白いひげの翁のようだ。これは縁起の良い「礼者」にちがいない、と勝手にプラス…

またイチョウのことなど

銀杏散る本堂奥に涅槃仏 hitokoto2020さんからいただいたコメントの情報から「イチョウの大冒険」という絵本を知って、早速図書館から借りてきた。 なかなか優れた本で、日ごろいろいろ疑問に思っていたことを知ることができた。 イチョウは絶滅しかけたが、…

秋の些事(1)ムカゴ

ささやかな日々や零余子の粒ほどの 庭木を這っていたヤマイモの葉が、日増しに黄色くなってきた。 この蔓には夏ごろから気が付いていたが、敢えて取り去ることもないだろうと思ってみていたものだ。 先日、ムカゴがあるかなと近寄ってみたら、思いのほかたく…

西山本門寺のイチョウ(富士宮市)

大銀杏大見得切ったる落葉かな 富士山麓の西山本門寺に、大銀杏の黄葉を見にいった。 昨年伺ったときには、遅すぎて裸木になっていたので、今年はそのリベンジ。境内に入ると、燃えるような黄金色が目に飛び込んできた。並んで立つ二本のイチョウは樹齢20…

椎の実 そして しいのみ学園

椎の実を罪人となり踏みてゆく ウォーキングの山の農道に椎の実がたくさん落ちていて、歩くとパリパリとスニーカーの下でつぶれる。些かの罪悪を感じるけれど、避けて通るわけにもいかない。 今年は例年よりも実のつきが良いように思うが、どうなんだろう。 …