2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「卯の花と小町」雑談

色うつる卯木の花を挿頭(かざし)かな 山では卯木が満開。種類もいろいろだ。 おや、花の色が白とピンクのものがある。 帰宅して調べたら、ハコネウツギ(もしくはニシキウツギ)らしい。いずれも白から赤に変化し、両者の区別は難しいとのことなので、即断…

富士山のまぼろしの滝へ(付 伊奈神社)

雪解富士 山気降りくる沢の陰 (左下に向けて沢を水が落ちるとのこと:写真は河床だけ) 富士山の雪解け水が流れ下り、滝が出現する。5月頃の一時に現れる現象で、人呼んで「まぼろしの滝」。友人の誘いにのって出かけてみた。 場所は須走登山口(静岡県小…

ニセカラクサケマンでしょうか??

草茂る名前も風も横向きに おや、見かけない花だね? 最近、静岡の麻機遊水地がさらに拡張された。まだ雑草の少ない、広々とした水辺の風景は心地よい。そこに見たことのない花を見つけた。 ムラサキケマンが何かおかしく生育してしまったのか?それともヨナ…

チガヤまたはツバナ

空につづく径浄めたる茅花かな この季節、チガヤの花穂が真っ白に風になびいて美しい。 白というより光というほうが感覚としては近いかもしれない。俳句ではこの風を「つばなながし」といい、特別扱いしていることでも、この花穂に対する日本人の思い入れが…

立夏の白い野草たち

卯の花を挿せば小雨となるやらん 今日は白い花にスポットを当ててやろうと思う。 先ずはウノハナ。といってもこれはバイカウツギで野草と書いたが園芸種かもしれない。微かに香るのも品がいい。 でも、わが狭い庭の草たちは、今が盛りと生長し花をつけている…

ヒマラヤを単身越えてチベットに密入国した慧海(えかい)

漢(おとこ)らの時代は過ぎ去り五月鯉 慧海が越えたネパール・チベット境のクン・ラ峠(5,411m) (参考に、稲葉香さんというヒマラヤを探検している女性の本(*2)が出ているので、写真を使わせていただいた。彼女は慧海に刺激を受けて、彼の辿ったルー…