2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の田の季語「ひつじ」?

園児らの一本道やひつじの田 「ひつじ」という言葉を最近、俳句歳時記から教わった。意外にも、秋に田んぼの切り株から生え出た稲のことだという。 静岡は暖かい気候のせいか、秋なのにまるで田植えをした後のように稲が青々としている。そして稲穂も見える…

越前から野菜来る

前田殿熊と競いて柿をもぎ 越前大野の友人から、思いがけず段ボール箱が届いた。開けてみると、柿30個ほど、辛そうな大根、赤い大カブが出てきた。名物羽二重餅もひと箱入っている。 メモ書きを読むと、柿は、熊が来るので危ないから早く取り入れろと市か…

カラスウリの実と花は

カラスウリ「たまご」と言いて小さき掌 この時期、裏山を歩くと藪にカラスウリが見つかって楽しい。その赤といい、その丸い形といいいかにも何かを訴えているようだ。たぶん種の拡散のため鳥に啄んでほしいのだろう。 人間様もついつい枝を引いて取り、しば…

青いバラ (名句に教わる7:池田澄子氏) 

青い薔薇あげましょう絶望はご自由に 池田澄子(1988年『空の庭』) (写真:wikipediaから) 青いバラは、今日こそ市販されているがもともと自然界には存在しなかった。 2004年にサントリーが遺伝子操作で開発したものだというし、おそらく作者が吟じたころ…