2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

南ドイツの広大な畑や森におどろく

訪ね来てチューリンゲンの黄葉かな (ヴァルトブルグ城の黄葉) 今回のツアーでは、ベルリンを発ちドレスデンを経由してフランクフルトまで、700余kmを4日かけてバスで走った。初めての風景なので、見るものすべてが驚きである。 ベルリンはまだ黄葉には少し…

バッハへの旅ー5 (アイゼナハ)

アイゼナハは人口約4万人、チューリンゲンの森に囲まれた小さい静かな町だ。 旧東ドイツだが西ドイツ境界に近く、ガイドの話では多くの住民が西ドイツに逃亡したとのこと。町を歩くと廃墟然とした家が残されていて、それは西ドイツに逃れた人々の家で、住ん…

バッハへの旅ー4(古都ドレスデン)

バッハはドレスデンに住んだことはなかったが、ゆかりの深い街である。 ドレスデンは南ドイツの雄、ザクセンの州都で、バッハの時代すでにエルベ川のフィレンツェと呼ばれたほど、美しくまた流行の先端をいく文化都市だったようだ。 (再現された古都 右奥が…

バッハへの旅ー3 (ヴァイマルのバッハ)

(ヴァイマルの中央広場) ワイマールといえば、ワイマール憲法とワイマール共和国。教科書的にいえば第1次大戦に敗北したドイツが1919年につくった政治体制だったが、多額の賠償金、不況、そしてヒトラーの出現により1933年には事実上崩壊している。 今はチ…

バッハへの旅ー2 (サン・スーシ宮殿:ポツダム)

ポツダムのサン・スーシ宮殿。 ここはプロイセンのフリードリッヒ大王の館であり、この大王は大の音楽好きで自身もフルートが大変上手く、毎晩というほどここで演奏会が開かれていたという。 ヨハン・セバスチャン・バッハがここを訪れた逸話はよく知られて…

バッハへの旅ー1 (聖トマス教会)

聖トマス教会訪ね入りたればオルガン響く滝つぼのごとく (こちらは教会の祭壇の裏側にあたる、正面は反対の西門) いつかは訪れたいと思っていたバッハゆかりの地を、ツアー旅行で足早に一回りしてきた。ベルリン、ドレスデン、ライプチヒ、ワイマール、ア…