2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

柿を吊るしました

ベランダに肩身も狭し吊るし柿 今年も干し柿を吊るした。 特に干し柿が大好物ということではないのだが、いかにもこの時季に青い空と柿の色が似合わしいので、この色を楽しむために作っているようなものだ。 季節の風物詩ということで、七夕やクリスマスと同…

蓮の骨

蓮の骨踊る踊るよアンドゥトロワ 蓮が枯れて、近辺の湿地ではレンコン掘りが始まっている。このあたりのレンコンは評判がよく店頭でもすぐに売れ切れてしまうらしい。出荷は正月前が最盛期となる。 俳句の世界では、花も最盛期のみを美としないようだ。 蓮で…

美女蒐集

美術展四の五の言わずに美女愛でる ( ボッティチェリ 「シモネッタの肖像」) (バロトロメオ・ヴェネト 「フローラ」) ( フィリップ・ヴェイト 「バロネス・ヴォン・ベルヌスの肖像」) ( フィリップ・フォン・ウーデ 「婦人の肖像」部分) ( エルンス…

クラナッハのヴィーナスをみて

今回の南ドイツツアーでは、クラナッハの絵を何点か見ることができた。 (駆け足で、写真を撮ってきただけのことだが・・・。) クラナッハの裸婦は、私に白いクリスマス・ローズを連想させる。 少し妖しい小悪魔的な色っぽさを漂わせているのだ。 これはフ…

バッハへの旅ー6 (バッハの死後)

バッハの伝記はたくさん書かれているが、多くはその死をもって閉じられ、死後の家庭について書かれているものは少ない。礒山雅氏が「J・S バッハ」の中でそれについてわずかに触れているのが、私の眼についたぐらいである。 意外にも、バッハの名声にもかか…