2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

あふれるミカンを誰が摘む

みかん山ころげる先に駿河湾 裏山が全部ミカンである。この時季は黄金の山。 農道を上ると、撤果したミカンが道のわきにたくさん転がっている。歩きながらそれを蹴ると、ころころと転げ落ちていくので、10個も20個も蹴りだして、どこまで行くか応援しながら…

赤い実の物語-1

赤い実や冬の小鳥の物語 万両にヒヨドリがきた 冬は赤い実が目に付く。今日は、庭に実をつけている万両、千両、十両をラインアップ。 まず万両だが、本名はヤブタチバナでヤブコウジ科。 次に千両は、クササンゴでセンリョウ科。 次いで十両は、ヤブコウジで…

綿虫フワフワにイライラ

パリテロの日も綿虫はふうわりと この時期、風花が舞うようにゆっくりと中空を飛んでいる。羽の力が弱いのだろう、飛ぶのがやっとという感じ。無理もない、本々はあのアブラムシであって、この時季だけ羽を生やして交尾に出かけるわけだから。 これが頼りな…

醂す(さわす)って?

柿の木に柿熟れるあたりまえのこと カキが秋の青空に威張っている。 柿熟れるを待ちこがれたる青さかな 日本の秋の風景の定番といえるのだが、その多くは渋柿ではなかろうか。 カキはもともと東アジアのものらしく、英語でもカキ・フルーツという。いまは世…

菅原洋一さん81歳

寒風や古老のシャンソン聴きし夜 福祉事業に携わる知人の誘いで、チャリティーコンサートにでかけた。唄うは菅原洋一さんで、御歳81歳である。そんな年齢とは思えない堂々たる声で、会場をうならせた。聴衆はお世辞にも若いとはいえない世代が主だったが、…

きれいなリンゴドクガの子

身支度をすれば日和の冬隣 おや、花かな?とおもってみれば、なんと毛虫だった。 黄色い長い毛がふさふさしていて、尻のほうに赤い毛を一束、すっと突き立てている。背中に黒いものが見えるので、さてこれは?と思ってちょいちょいとつつくと、ぐっと体を曲…

フォレスタ・・・こころの歌

寒声や女の口から白き風 ある高校のイベントに参加して「フォレスタ」のコンサートを楽しんだ。BS日テレのこころの歌で馴染みの方も多いだろう、日本の歌を奇をてらわずさわやかに歌う実力のあるグループである。期待にたがわず素直な歌声、絶妙なハーモニー…

富士の裾野の枯れススキ

しばらくは富士を遮りすすき原 ススキを見るには、もう遅すぎることは分っていたが、それでもと思い脚を伸ばした。 富士山の裾野、裾野市十里木。富士山と愛鷹山(あしたかやま)の間に広がる高原である。近くには富士サファリパークなどの観光施設や分譲別…