フォレスタ・・・こころの歌

寒声や女の口から白き風
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ある高校のイベントに参加して「フォレスタ」のコンサートを楽しんだ。BS日テレのこころの歌で馴染みの方も多いだろう、日本の歌を奇をてらわずさわやかに歌う実力のあるグループである。期待にたがわず素直な歌声、絶妙なハーモニー、そして定員1000人のホールをマイク無しでびんびん振るわせるような力強い声は、会場を感動に包んだ。やはりテレビとは違い生の舞台は迫力があった。(男性陣はテレビよりもやや年配に見えたが?・・・)
「あざみの歌」「森の水車」「荒城の月」などをきいていると、やはり胸に迫るものがある。歳のせいですかね。昔はダークダックスやボニージャックスなどの大人のコーラスグループがいい歌をたくさん聞かせてくれていた。若者にこういう曲をもっと楽しんで欲しいと思うが、「フォレスタ」に年配国民が期待するところは大きい。
聴きながら世界的にヒットした「Celtic Woman」をおもいだす。アイルランド出身の美女5人が、すばらしい女性コーラスを聞かせてくれるのだが、やはり母国アイルランドのナンバーも多く取り上げていて、故郷への思い入れをベースにもつグループである。
「フォレスタ」は全員マイクをもって直立不動でうたい、生真面目を信条にしているのだろうが、「Celtic Woman」のような艶がもう少しあってもよい気も私はする。また、民謡、都都逸などの俗曲、演歌のこぶしも、日本人の心のうたである。これらを直立不動の「フォレスタ」はどう歌えるのか、などといろいろと期待してしまう。が、とりあえず素直にこの素晴らしさを味わおう。