2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ポポイ・・・または変なオペラ

友人に誘われ「ポポイ」という変わったオペラを観た。本邦2度目の公演というレアな舞台で、会場は静岡のAOIホールである。 原作は倉橋由美子の同名の小説で、台本・作曲は間宮芳生、演出は宮城聰。指揮は寺嶋陸也で3月に彼の作曲になる「「無一物の生」-…

棚田・・・美しい執念

奥山の田の小ささよ早苗鳥 久留米木の棚田 会社ぐるみのボランティア草刈 ふと、棚田を見にいこうとおもった。「日本棚田100選」を参考に静岡県遠江の山奥、旧引佐町の久留米木の棚田と旧天竜市の大栗安の棚田を探して出かけた。 遠州の奥山は、実に山が深い…

娘の赤い唇またはフシグロセンノウ

仙翁花(センノウ)や褪せて蜘蛛の巣かかるまま フシグロセンノウ 宇都宮貞子さんをまた引用させてもらうが、「夏の草木」に長野県の鬼無里のNさんの台詞がでてくる。 「ナデシコのでかいような形で、その赤させったら、よくよく十五、六の娘の唇(くち)の…

枇杷な毎日

上品に食べても枇杷の種 でかし サッタ峠:下に枇杷の木そして東名: 親指の先の雲に隠れて富士山がある。 枇杷をたくさん頂いて、毎日せっせと消費していたところに、また追加してひと籠いただいて、消費ペースをアップしている。そんな日に、少し足を伸ば…

枇杷いま旬

唇は汁とめられず枇杷かじれば (これは私の胃袋往き) 枇杷を近くの農家から親しい人に発送した。 自家用にはB級を購入、家で食べるにはこれで十分。たくさん(安く)買えるのは田舎住まいの特権だね。おすそ分けしながら、これ(写真)を数日で食べ切る。 …

蜘蛛の糸は一本

蜘蛛の巣は見えねど顔に糸わなわな ずいぶん細長い昆虫がいるなあ、ナナフシの仲間かな、と思っていたら実はこれは蜘蛛だった。オナガクモという種類で、胴(尾)が体の大半を占めている。手足を体に沿って伸ばしていると、枯れた小枝の破片にしか見えない。…