2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ミツバツチグリかな?(バラ科:New野の花365日)

春の丘に、花を探しに出かけた。 山桜がチラホラ咲き始め、キブシが咲き下がり、あちこちに赤っぽいのや薄い緑やらの木の芽が吹き出してきていて、歩いているだけで気持ちが高揚してくる。 写真は、ミツバツチグリかとふんだが、ヘビイチゴの仲間は似ていて…

お神楽のゴンゲンサマが飛んだ話(シリーズ風景の中へ13)

黒森神楽と能の「二人静」とを抱き合わせた異色の舞台を見に行った。東日本大震災3年目の応援という触れ込みのイベントである。 黒森神楽は、「打ち鳴らし」「清祓」「恵比寿舞」の3演目だけだったが、芸の高さに感銘した。舞は洗練され、ユーモアもたっぷ…

十坪の長閑さ(New野の花365日)

朝から陽射しが清かで暖かいと、それだけで幸せになるものだ。光の中で皆、命に溢れきらきらと輝く。 鶯が数日前から啼いている。そして例年この時期にやってきて囀っているのはアカハラだろうか?姿はいまだ見たことがない。 ヒトリシズカ、フシグロセンノ…

華やか!藤森の田遊び(シリーズ風景の中へ11)

焼津市の藤森の田遊びは、国指定重要無形文化財で、大井川下流域藤森集落の大井八幡宮の例祭として毎年3月17日に執り行われている。当日は午前中から神事が行われるが、午後6時頃からの芸能を見に行った。 未婚の男性のみで行われる掟になっていて、中学生…

チャボタイゲキだった(トウダイグサ科:New野の花365日)

高さがせいぜい2,30センチ。ひ弱なひょろひょろした感じだが、あちこちに芽生えてくる。 3年ほど前からの住民だが、誰だろう、いつか調べないとと思っていた雑草。実は持ち込んだナツトウダイが消えてしまって、その代理のように出てきたので、おかしい…

フキノトウ男と女(キク科:New野の花365日)

庭に移植したフキがあちこちに飛んで小さな株になっていて、2月になるとぷつぷつと丸いフキノトウをもたげる。それを二つ三ついただいては、味わうのが春の楽しみである。 雪国育ちの私には、フキノトウには格別な思い入れがある。 そんな思い入れを増幅さ…

庭の雑草住民票(New野の花365日)

暖かい春の日差しがうれしくて、ついつい庭にでて土いじりなどをしてしまう。 庭の雑草の花にも捨てがたい可愛さがあり、見ていて飽かない。ただし増えすぎず、絶えないようにいい塩梅になるように我流で調整しているので、そのあたりが家人との意思疎通が難…

なぜに破れたヤブレガサ(キク科:New野の花365日)

草花の芽は、いずれもかわいいものだが、ヤブレガサはまた特別ではないだろうか。 ムクッと男の子のチンチのように顔をだし(・・・ちょっと黒いが)、ゆっくり傘を広げる。 それが破れているからおもしろい。 葉は広いほうが効率が良いと思うのだが、これに…

酔っ払いの花祭り(奥三河)(シリーズ風景の中へ11)

無形民俗文化財に国が指定している奥三河の花祭りを見に行った。 始めに白状しておくが、実はお堂で飲みすぎた。 なにしろ振る舞い酒が並ではなくて、紙コップになみなみと何杯も注がれて、私は正直にみんな飲み干してしまった。そのため仮眠のつもりがぐっ…

セツブンソウの大群落(New野の花365日)

先日、奥三河の国道151号を走ると、まだ残雪があちこちに残っていた。遅いロウバイにツバキやウメが咲き始め、この深い谷間にもようやく春の兆しがみえる。 パンフレットに「セツブンソウ」が見られる、と書かれていたのでそれを頼りに新城市の奥の石雲寺に…