#生物学

カワセミやその他の沼の鳥たち

翡翠(カワセミ)が秋の水面を貫通す 沼を歩いていて、翡翠を見かけた。じっと水面をのぞき込んでいる様は可愛いし、色もきれいなので、見つけるとやっぱりわくわくする。ときおり見つける所とは離れていたので、ちがう個体かもしれない。 俳句にしようとし…

ミョウガの花とハナミョウガ

こぼれ出た茗荷の花や小さき声 空が澄んできて秋の気配がし始めると、茗荷が花をつける。地面近くに文字通りひっそりとである。 裏の半日陰に生えている茗荷は、株数で20本ほどだろうが、今年もたくさん花をつけた。葉陰の暗がりに、一見タケノコのように…

アフリカフウチョウソウと「ふじのくに地球環境史ミュージアム」

のっけには全員名はなし草の花 田んぼの水路わきで、見慣れない花を見つけた。 実はそれは一年前のこと。その時、図鑑やネットでいろいろ調べてみたが、分からずじまいで断念。以来気にかかっていた。先日そこを通りかかった折に改めて草むらを歩くと、ちゃ…

ノカンゾウに夢中

ウマオイも花に眠るや真昼時 今年は庭のノカンゾウがとても元気で、次々と大きな花を咲かせてくれる。花の色は個体によって、黄色っぽいものから、朱色っぽいものまで微妙に違っていて、庭の花は黄色っぽい部類か。 と思ってみていると、その一つに緑の虫が…

堤防にも秋の花

声あらば何を語るや草の花 大雨がようやく収まったので、久しぶりの堤防漫歩。 この夏も、猛暑だ、オリンピックだ、コロナ警戒宣言だ、土砂崩れ、アフガンだと言っているうちに8月も下旬。なんだか時間が全く自分のものでなくなってしまって、モモじゃない…

西洋のセミ事情 (奥本大三郎氏の本から)

大水や蝉の生まれぬ里となる 窓を開けておいたら、蝉が飛び込んできた。カーテンにとまってじっとしているので、外に出そうと摘まむと、ジーッと油の声を出した。うるさくなる前に外に出してしまった。この2,3日の雨で蝉はずいぶん静かにしている。 最近…

ウマノスズクサと馬鈴薯

小用を足さんとすれば葛葎 野原は油照りだが、次第に秋の気配も見せ始めた。この時期に一番目立つのはつる植物。クズやカナムグラ、イシミカワ、ヤブガラシなどが各々自分がたくさん日を浴びようと、絡み合いながら、野原をのたうち回っている。甲斐信枝さん…

ネジバナ・モジズリ・ヒダリマキ

ネジバナや父祖伝来の左巻き 別名で、ヒダリマキとも言われるらしい。ただし左巻きと右巻きといっても、花茎の上から見た場合と下から見た場合は逆になるので、右左の定義はあいまいなのだそうだ。しかも逆巻きのものが結構みうけられる。写真の左から2本目…

クジャクサボテン咲き出す

花咲いて孔雀仙人掌お披露目に この時季、後ろの方にある鉢を玄関先に出して花を披露する。 今年は花のつきが良くて、花芽を数えたら12ある。今日は4つ目が咲き始め、最初の花は萎れたので切り取った。残りは順番を待っている。この花は2日ほどもつので…

三保の松原にハマボウフウが咲く

三保の浜富士見えぬ日や浜防風 俳句の友人らと、清水の三保海岸へハマボウフウを見にいった。 三保の松原は世界遺産なので、人出を心配して平日を選んだら、観光客はほとんどいなかった。「みほしるべ」という世界遺産案内所ができ、駐車場も整備され、浜の…

ナンジャモンジャってなんじゃ?

真白きは噂の花かナンジャモンジャ 先日、ナンジャモンジャが満開だと聞いて、近くの沼の公園に見に行った。シュレッダーで切った紙のようちらちらした白い花が、豪勢に咲いていて一見の価値はあった。木の下で花見のお昼をしている人もいた。 この奇天烈な…

アマドコロの仲間たち5種の競演

木漏れ日の一筋射してあまどころ 一月前に、庭の野草の芽を紹介したが、それらは皆しっかり咲いて、既に花を終えて、夏の栄養吸収の季節に入りつつある。 春の花たちは、振り向きもせず通り過ぎていく。人間の一生も同じなのかもしれない。 以下は、みんな似…

紫色の野草を4つ

野の花や清明の雨やわらかに ジュウニヒトエ(シソ科) 庭の隅にあったものが、ゆっくりだが着実に地保を固めて増えている。春に花茎を立て鈴なりに紫色の花をつける。その立ち上がった姿がいい。 ただし写真の花は、どうやら園芸種のアジュガで西洋ジュウニ…

キブシやダンコウバイなど春の山花

いつ知らず待つ花となる木五倍子(キブシ)かな (キブシ) 今年は桜が記録的に早い。ソメイヨシノだけでなく、山桜も早かった。2,3か所に見に行ったが、気のせいか今年は桜が特に美しいきがする。 山里などに、入りこむと人知れずいい桜が咲いていること…

草の芽 ビッグバン

庭十坪 木の芽草の芽ビッグバン (ヒトリシズカ:センリョウ科 やっと上がってきました) じっさい、芽というものは、葉や花とおなじぐらい奇妙で、千差万別だ。あたらしい相違点を見つけていたら際限がないだろう。しかし、それを見つけようと思ったら、ほ…

啓蟄の日の芽ぶき

啓蟄や蚯蚓ぬくぬく土を喰う 今日は啓蟄。24節気の一つで、虫が穴から出てくるという意味だという。いよいよ賑やかになる。自然界は上手くできていて、虫たちは草の芽生えに合わせて姿を現す。そうして緑をバリバリ食って成長する。草もまた受粉などを虫に…

「土匂う」 いい季語だね

信州のしょんべん小僧や土匂う (フラサバソウ :オオバコ科) 日向は土が温まって、草の芽が一斉に芽吹き始めた。せまい十坪の庭も徐々に草に覆われていく。その上に、馬酔木と椿がほころんで贅沢に落ちている。 このところ毎日、何度も何度も草の芽を視に…

椿と梅と花馬酔木 3句

梅の香に芭蕉も蕪村も子規も居り 雌蕊だけは枝に残すや落ち椿 花房の風に馬酔木や香を少し

セツブンソウと気象庁の生物季節観測

節分草ユーゲント・シュティールの色を咲き (これは昨年の花 今年はまだ小さいツボミ) 今年の節分は2月3日ではなく2日で、これは124年ぶりだという。従って立春が3日になる。ようやく春だ。 我が家の鉢植えの節分草が、やっぱり暦に合わせて咲き始めた。…

メジロのつがいの愛情

メジロ二羽遊ぶ餌台春新居 (ヒヨに追われて、木の上に) 庭にエサ台を作ってしばらく経つが、常連はメジロのつがいだけ。ヒヨドリはうるさいので、追い払ってしまう。ハトはエサ台に乗らないで下をうろうろ。スズメは近くにいるが、来ない。他の野鳥は、気…

草木に寒肥を

庭十坪鶏糞二袋寒の肥 句のとおり私は毎年この時期、庭木に鶏糞を二袋ほどこす。あちこちに穴を掘って適当に埋め込むだけだが、これを年中行事としてやっている。 この時季に春に備えて樹木や果樹などに肥料を施すことを「寒肥」といい、俳句では季語に定着…

白鳥飛来する

逝く人は白鳥を追うがごとくに この温暖な静岡の地にも、白鳥が飛来した。噂は一週間ほど前から流れていて、私も探して歩いたが、見つけることができず気にかかっていたのだった。 「いま、白鳥が見られるよ!」と散歩中の家内から携帯が入ったので、慌てて…

銀杏の黄葉を見たいとアチコチ

垂乳根に祈る夫婦や銀杏降る (黒俣の大イチョウ) イチョウの黄葉は本当に美しい。今年はぜひいい風景を見たいと思って今日まで4か所回ったのだが、1勝3敗だった。 まずは3敗だが、1敗は、富士宮市西山本門寺の境内に立つ三本の銀杏。老大樹という訳ではな…

落ちアユ?錆びアユ?

鮎人や瀬なぞりソーシャルディスタンス アユ釣りをしている太公望たちを見ると、同間隔をとって見事に規則正しく並んでいる。自然にそうなるのだろうが、これは全くソーシャルディスタンスを律儀にとっている風景に見える。長閑である。そこで駄句とあいなる…

アケビ日和り

アケビ熟れてひねもす鳥待つ日和かな 小春日和をのんびり山道を歩くのは楽しい。 コロナ感染がまた大きな波がきている中で、次第に町への足も遠のく。近くの量販店やDIYへもしばらくご無沙汰。出かけるのは、もっぱら田舎の野菜売り場と農協の野菜売り場。新…

カラスウリとスズメウリ (ウリ科)

真夜中も真っ朱に眠るやカラスウリ この季節、野草の花を見ながら歩いていると、つる性のものが多い気がする。ほとんどマメ科かもしれない。葛は終わって、眼につくのはヤブマメ、ヤブツルアズキ、タンキリマメ?など。これらは後日アップしたい。そうそう、…

萩にキチョウ

ゆうるりと黄蝶はつるむ萩の花 萩が咲きこぼれている。白い萩は派手で大株になるのでコントロールしているが、紫の萩は背は伸びず、這う感じで上に揚がってこない、地味だが花はきれいだ。いずれも秋に庭をにぎやかにしてくれる。 それを一層にぎやかしてく…

ゲンノショウコ(験の証拠) フウロソウ科

花愛ずる人もあるらし験の証拠 「現の証拠」とかいて、薬草の効果がすぐに出てくることからつけられた名前だという。名前のインパクトはヘクソカズラ、ママコノシリヌグイといい勝負だ。ただし「現」ではなくて「験」だという人もいる。私は、かつて修験者が…

男郎花と女郎花 (オミナエシ科)

甲斐駒の巓(いただき)白し男郎花 (成長した男郎花) 先日、山ならいくぶん涼しいだろうと期待していったが、やっぱりひどい暑さだった。しかも今年は虻が多く、さわやかな高原のイメージとは程遠い。 この時季、花は少ない感じだが、それでもオトコエシがたく…

色鮮やかなキツネノカミソリ (ヒガンバナ科)

尾根道やキツネノカミソリ分けて往く キツネノカミソリという花に出会えた。 処暑になって涼風が吹き、雨が降り、ようやく熱帯夜から解放されて心底ホッとする。現金なもので、気温が数度下がるだけで、戸外で動きたくなる。で、近くの標高700mほどの市民の…