2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「ゴッホの手紙」を少しめくってみた

ヒマワリを生命の花とや描きけむ (手前の二階家がゴッホがアルルで住んだ家、外が黄色に塗られていた。ゴッホは「黄色い家」に描く。これはその素描。(「ファン・ゴッホの手紙」より) 「ゴッホの手紙」は古く岩波文庫からでていたが、新たな訳も出ている…

タデの区別は難しいや

蓼噛んで辛さも嬉し野良の径 季節は今、タデ科の花盛りだ。近くの沼をひと廻りしてくるだけで、もう何種類かに出会う。先日、サクラタデを紹介したが、同様に判別しやすいのがミゾソバとかイヌタデ(アカマンマ)だろうか。しかし、さまざまな種類のタデが咲…

サクラタデと腋臭(ワキガ)

サクラタデ砂糖細工をそと咲きぬ 近くの湿地に、サクラタデが咲いている。 湿地を保全する会の方々が、葦でぼうぼうな湿地を整備して、きれいなサクラタデの花園にしてくれたのだという。群生している風景はなかなかなものだ。 (白い絨毯だ) サクラタデは…

カワセミやその他の沼の鳥たち

翡翠(カワセミ)が秋の水面を貫通す 沼を歩いていて、翡翠を見かけた。じっと水面をのぞき込んでいる様は可愛いし、色もきれいなので、見つけるとやっぱりわくわくする。ときおり見つける所とは離れていたので、ちがう個体かもしれない。 俳句にしようとし…

ミョウガの花とハナミョウガ

こぼれ出た茗荷の花や小さき声 空が澄んできて秋の気配がし始めると、茗荷が花をつける。地面近くに文字通りひっそりとである。 裏の半日陰に生えている茗荷は、株数で20本ほどだろうが、今年もたくさん花をつけた。葉陰の暗がりに、一見タケノコのように…