沼を歩いていて、翡翠を見かけた。じっと水面をのぞき込んでいる様は可愛いし、色もきれいなので、見つけるとやっぱりわくわくする。ときおり見つける所とは離れていたので、ちがう個体かもしれない。
俳句にしようとしたら、翡翠は夏の季語なのだそうだ。ダイビングする様が夏にふさわしいと思えるのだろう。だが多分年中居る。夏の季語なので秋の句にするには秋の言葉を入れる必要が出てくる。それでこんな句になった。
ここの沼は最近整備が進んできてしまっているが、それでもいろいろな鳥が来る。私は全く鳥には知識がないが、この沼で出遭った少し大きな鳥を以下あげてみる。
昨冬は、白鳥が飛来した。オオハクチョウとその幼鳥たち7,8羽だった。静岡では珍しいことなので双眼鏡とカメラを持ったファンが毎日数人は集まってきていた。暖地で見る白鳥は私には美しいと思えなかった。
オホーツクの風たばさみて鳥渡る
またコウノトリも時おり迷い込んでくる。私が見たのは二回。
雉は、番が棲んでいるようで鳴き声を聞くのは珍しいことではない。姿も時おり見かける。
チョウゲンボウが、木の上や電柱の上でじっとしているのを見かける。これは秋から冬が多い。
最近見なくなったのがコアジサシ。30年ほど前は数羽が来てはホバリングしていて、次々に水に飛び込むのを見ることができたのだが、もうここ何年かは見ていない。この鳥の飛形は本当に美しいので、飽きもせず眺めていることができた。
カワウやオオバンはよく見られる。
それから、姿は見たことが無いのだが、初夏にはアオバズクが鳴く。
鳥に詳しい人は何十種類も観察してるようだが、小さい小鳥はよく見えないし区別がつきにくく、私にはお手上げ。思いついたままのメモである。