2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
初胡瓜うやうやしくも九谷皿 我が家の胡瓜の初物。 みずみずしくて甘くて、お店のキュウリとは違い土の味がして、一時感動した。 東側の窓のグリーンカーテンにと苗を植えたのが、5月はじめ頃だっただろうか。ずいぶん元気に伸び葉を繁らせて、もう収穫でき…
静岡市の郊外、あさはた沼をうろうろ歩いていたら、道脇に2株だけ、見かけない黄色の花が目に入ってきた。ゴマノハグサ科のようだが、私の手持ちの図鑑などでは同定できない。ネットで検索してようやく 「セイヨウヒキヨモギ」 という名前にたどりついた。 …
花に倦みて見上げる雲のはやさかな 川原のグランド周辺の砂地にあちこちチラホラと咲いている。ニワゼキショウにまぎれていていたせいだろうか、今まで気がつかなかった。 せいぜい20cm程度の頼りない細長い茎の上に、直径1~2cmほどの紫の花をつけてい…
ノイバラの通しませぬと藪の奥 ご存知、始末の悪いノイバラ。野バラともいうが語感としては野茨(のいばら)が適当だ。 相変わらず私は気が向けば川原に出て民謡を唸っている。川原は風が爽やかな季節になった。で、その直ぐ脇に繁茂しているのがこのノイバ…
切れた尾を誰に食わせた青トカゲ (カナヘビですかね?) 庭にいるトカゲのうちの一匹だが、最近尻尾がない。事件に巻き込まれたのだろうか。 トカゲは尻尾を切って、敵がそれに気を取られている間に逃げることで知られている。「尻尾きり」は政治犯罪用語?…
みどり食む仲間すべてに栄えあれ 「みどりの日」。 実にうまい名をつけたものだ。野も山も一面の若々しいみどり一色で、命が輝いている。 みどり色がなぜ心地よいのか?それはおそらくみどり全てが食べ物に見えるからではないか。動物も昆虫も、飢餓に耐え長…
芍薬や後朝の衣重ねたり まだ眠りの中で閉じたままの花 芍薬が咲きそろった。私の庭の唯一の華やかな花である。この花は、朝は私より起きだすのが遅い。私が窓を開けてみても、しどけなく眠っている。 写真は、花弁を閉じたままの花たち。 季節のめぐりは恐…