ウマオイも花に眠るや真昼時
今年は庭のノカンゾウがとても元気で、次々と大きな花を咲かせてくれる。花の色は個体によって、黄色っぽいものから、朱色っぽいものまで微妙に違っていて、庭の花は黄色っぽい部類か。
と思ってみていると、その一つに緑の虫が顔を入れているのに気が付いた。何をしているのか、死んでいるのか、じっとしたまま動かない。奥に甘い蜜があって、そこに顔を突っ込んで忘我なのだろうか。
1時間後に覗いてみたが、そのまま。死んでいるという様子でもない。
夜、どうしたかとな覗くと、なんと花をかじって食べていた。それほどまでに、愛してしまったのだろうか。
虫の区別はよく分からないのだが、まして鳴いていないのではっきりしないが、これはスイッチョン、いわゆるウマオイではないだろうか?草食のようだし。キリギリスは肉食だと聞いているから違うと思えるし。・・・あまり自信がないのだが。
人の世と別に、ひっそりと虫たちの世界がある。