風景の中へ

ゆきあいの空

ゆきあいの空やタケミツ・サウンドも この時季、おやっ!と思うほど空が青く見える時がある。 先日も堤防を歩いていると、秋らしい雲と夏らしい雲が、それぞれに輝いているのがみえて、美しいと思った。高い空にすじ雲、そして山際から湧き出しているのは、…

南部木挽き唄ー2

ー2 (飛騨の里にある 杣小屋 2016年撮影) 「日本民謡集」には10の歌詞が載っているが、いずれも鄙びた生活臭がして面白く、次の親方金貸せの歌詞は、自分も歌っていこうと思っている。 ハアー 親方金貸せ ハアー 鋸の歯が欠けた ハアー 鋸は嘘だよ オヤサ…

南部木挽き唄―1

(高山市 飛騨の里にある 木挽き小屋 斜めに置かれている木が挽かれるものと思われる。 2016年撮影) 木挽き唄は全国各地に、それぞれ別の調べで唄われている。よく知られたものでは、日向、吉野、津軽などがある。この南部の唄はもともと岩手県西和賀町沢内…

静岡市の名もなき山稜を歩く(麻機アルプス?) (権現山から子供病院まで)

春浅し辿るかすかな獣道 静岡市の平野に、北部から流れ込んでくる山の尾根筋が何本かある。よく知られているのは、賤機山といわれる山稜で、静岡の街の中まで伸びてきて、先端部に静岡浅間神社があり、ハイカーが良く歩くコースである。 今回歩いたのは、賤…

山火事おさまれ

山火事や上州名物空っ風 足利の山火事をハラハラしてニュースを見ていたが、1週間してようやく勢いが衰えて来たようだ。この時季の乾燥と強風で、たぶんハイカーの小さな火種が、106万㎡を越す山を燃やした。アメリカやオーストラリアを連想してひやひや…

銀杏の黄葉を見たいとアチコチ

垂乳根に祈る夫婦や銀杏散る (黒俣の大イチョウ) イチョウの黄葉は本当に美しい。今年はぜひいい風景を見たいと思って今日まで4か所回ったのだが、1勝3敗だった。 まずは3敗だが、1敗は、富士宮市西山本門寺の境内に立つ三本の銀杏。老大樹という訳ではな…

紅葉の朝霧高原を歩く

草紅葉富士を背負ってウォーキング 秋の一日、友人と2人で富士山の西麓に広がる朝霧高原を歩いた。麓という部落から田貫湖までの約7.5キロ、実歩行時間3時間。このルートは東海自然歩道にもなっていて、牧場の横の林を抜け、平和そうな長閑な集落をとおり、…

富士山とピンクのジェット機

秋の空ピンクのジェットでテイクオフ (FDAの小型のジェット機。カラフルな色の機がそろっている。 右奥にうっすらと富士山) 富士山静岡空港からは、名前の通り富士山がよく見える。展望で離発着を見ていると、ジェット機が白い富士山を横切って急上昇して…

駿河の七観音に出かける -3 徳願寺(大窪寺)

徳願寺は、静岡市街地から見ると安倍川を挟んで西の方角、352mの山の中腹にある。ふもとの向敷地の集落から歩くと、参道の静かな山道を標高130mほどの寺まで約20分ほどである。山中にポツンとある寺で、ここまで上ると静岡の町が文字通り一望できる。思わ…

日本坂峠を歩く・・・古代の東海道?

今回は友人と静岡の平野を西に区切る山塊の尾根を歩いた。 低山だが急峻なこの山塊は、東海道の難所であり時代によって山を越えるルートが変わっていて、その変遷を知るのも面白い。現在は国道一号がトンネルで通過するが明治のトンネルも立派に残っている。…

秋晴れの富士山宝永火口

天高し山巓遠し道嶮し (宝永火口の縁から山頂を仰ぐ) 先日友人らと4人で富士山ハイクにでかけ、絶好の秋晴れに恵まれた。 ところが、この日は秋の3連休、しかも夏山シーズンの入山規制が終わり、マイカーで新五合目まで入れるとあって、予想以上の混雑だ…

富士山の原生林を歩く

涼しさや富士原生林の苔深し 富士山なら幾分は涼しいはずだ、と期待して、先日友人と、富士山中腹の原生林を歩いた。 夏山の繁忙期になると富士宮新五合目へはマイカー規制され、水が塚駐車場からシャトルバス(往復1500円)かタクシーのみとなる。この駐車…

ひまわり雑感

ひまわりの十四五本もありぬべし ヒマワリの絵といえば、ゴッホと相場が決まっているが、ゴッホには何枚かのヒマワリの絵がある。損保ジャパンの持っているヒマワリの絵は、花が十数本ありそうだが、これは面倒だが一つひとつ数えないとわからない。 そう思…

灯台のロマン 剱埼灯台(三浦半島)

剱崎かもめ溶け込む雲の峰 三浦半島の先の方に、剱埼(つるぎさき)灯台がある。 観音埼灯台や城ケ島灯台のような観光地ではないので、余り知られていないが亡義父が好きな灯台だったというので、行ってみた。 ところが道がひどい。 細い農道をはいると、ど…

日本三山城、岩村城址を訪ねて

夏草や一国一城山の中 (六段壁 この上が本丸になる) 合併で岐阜県恵那市になった旧岩村にある岩村城址に、友人と出かけた。日本三山城の一つだということで、期待も膨らむ。 ふもとの資料館に車を置いて、急な石畳の坂道を登ること約30分。息が切れ始めた…

エドヒガンの古木を見に行く

参道を喘ぐ二人や桜降る (富士山が雲で見えていない、このあと顔を出した。) 富士川沿いの小さな集落、今は合併して富士市に編入された北松野の妙松寺という古刹に、桜の古木をみにいった。 ちょうどタイミングが良くて、満開。風が吹くたびに花びらが宙に…

初春の久能山東照宮と日本平へ

四百年千百五十九段に寒桜 親戚が来たので、国宝になった久能山東照宮と日本平を案内した。 東照宮は久能の浜側から詣でると、1159段の石段を登ることになる。1159を「いちいちごくろうさん」と言ったらしい。日本平のロープウェイからだとこれが100段で済む…

富士山世界遺産センターなど

刑務所の塀の上なり富士の雪 (静岡の刑務所:実景です) 雪をかぶった富士山は、当地では珍しくもない風景だが、しかし毎日見慣れた人にとっても、それは感動的に美しい。 もっと近くで見たいとおもって、富士宮まで車を走らせた。やはり近くで見る富士山は…

造化のいたずら?「砂紋」

白亜紀の化石白ゞ秋の川 これは何に見えるか?恐竜の化石か? 実は、川の水流が岸辺に残したアートである。 台風20号で増水した安倍川。その濁流がだいぶ治まった昨日、橋の上から河原に変なものがみえた。ここはもう何年も散歩しているのだが、こんなもの…

島原の原城の「ずっきゃんきゃん」

背伸びしてパライソ見えたか夏の海 (長崎の古賀人形 ずっきゃんきゃん) 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がユネスコで承認されたという。 数年前に長崎の浦上天主堂や大浦天主堂などを見学して、そこから島原、天草へ走ったことがあり、途中で…

夏の鳥が歌う(オオヨシキリ、コアジサシ、アオバズク)

野鳥ファンではないので、ほとんど鳥には気がつかないでいるのだが、たまたま目立つ鳥を見聞きしたので、メモしておくことにした。写真は、静岡県静岡土木事務所発行の「麻機 遊水地の自然」をコピーさせていただきました。 ヨシキリや鳴いて葦辺を暑くせり …

伊豆ジオパーク「柿田川」湧水へ

梅花藻や湧水毎秒二十トン (噴井をのぞき込む) 湧水が柿田川になる、梅花藻にはまだ少し早い 伊豆半島が、最近ユネスコにジオパークとして認定された。 ジオパークとは、地球・大地を意味するジオ( Geo)と公園を意味するパーク(Park)とを組み合わせた…

南ドイツの広大な畑や森におどろく

訪ね来てチューリンゲンの黄葉かな (ヴァルトブルグ城の黄葉) 今回のツアーでは、ベルリンを発ちドレスデンを経由してフランクフルトまで、700余kmを4日かけてバスで走った。初めての風景なので、見るものすべてが驚きである。 ベルリンはまだ黄葉には少し…

いなかの教会(飯山復活教会)-2

十字架に何を祈るや汗のまま (小布施町の新生礼拝堂 : 教会ホームページからお借りしました) 個人の日記なんて、他人には不要だし、あっても困るものだが、亡くなった母の日記が、どうしたわけか故郷を離れて暮らしている私の手元にある。極力減らしたの…

いなかの教会(飯山復活教会)-1

秋の陽のまだ教会の塔にあり 長野県の北はずれに近く、飯山という町がある。 冬は積雪に悩まされ、大きな産業もなく人口減少の激しい町である。だが千曲川と周辺の山々はのどかで、四季の彩りは鮮やかそのもの。都会から来た人は目を見張るだろう。ここが私…

蓮という名の駅

蓮(はちす)という信濃の駅を行過ぎぬ 長野市から出たJR飯山線は、千曲川に沿ってうねうねと走り約30キロで飯山市に入る。私の故郷である飯山は、奥信濃の人口3万人を切りなお減少に悩む町だが、長野北陸新幹線が止まることになり駅舎が田舎に不似合いな…

出雲の輝く青銅器の謎

銅剣のまばゆき神の光をば斎き幽せり出雲神原 (銅剣のまばゆいばかりの光) 出雲の謎の一つが大量に出土した青銅器だろう。 青銅器というと、ヒミコの銅鏡が銀白色に輝いていたイメージがわくのだが、出雲に行って見て、おどろいた。燦然と黄金色に光り輝い…

黄泉への入り口?を訪ねる

夕焼けや黄泉比良坂(よもつひらさか)逃げ降りよ (猪目の洞窟・・・夢に見ると必ず死ぬ) グロテスクの語源となった「グロッタ」は洞窟のことであり、ルネッサンス以降、庭園づくりの要素として人工の洞窟が盛んにしつらえられたらしい。グロッタにも、冥界…

山陰の山岳聖地: 国宝三徳山投入堂

万緑の雲見おろすや投入堂 国宝の投入堂をみにいった。 お堂は三朝町の山奥、標高520mの切り立った崖に建てられていて、下は目もくらむ千丈の谷である。足場もないのに一体どうやって建設したのか?役行者が呪術でもって投げ込んだという話が生まれるのも無…

明石の「五色塚古墳」へ

陵や茅花流して瀬戸の風(みささぎやつばなながしてせとのかぜ) 五色塚古墳は、淡路島を望む台地の上に築かれた全長194mの前方後円墳で、淡路大橋のすぐたもとに位置する。日本書紀にも出てくるので、かねて行ってみたいと思っていた。 大きさでは全国40位…