夏の鳥が歌う(オオヨシキリ、コアジサシ、アオバズク)

野鳥ファンではないので、ほとんど鳥には気がつかないでいるのだが、たまたま目立つ鳥を見聞きしたので、メモしておくことにした。写真は、静岡県静岡土木事務所発行の「麻機 遊水地の自然」をコピーさせていただきました。

ヨシキリや鳴いて葦辺を暑くせり
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近くの湿地に遊んでいると、オオヨシキリの声が盛んに聞こえてくる。昨日は気が付かなかったので、今日、渡ってきたのだろう。わたしは小鳥はほとんど見つけられないし、鳴き声を聞いても判別できないのだが、オオヨシキリだけはよくわかる。ギョギョシ、である。俳句では行行子というらしい。

翼折りてアジサシの眼は魚を凝視(み)る

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私が、この沼でコアジサシを見かけるのは実に久しぶりで、10年来といっていいかもしれない。安倍川の河原で営巣し、エサを求めて麻機沼に来るといわれている。実に精悍なさわやかな鳥で、ホバリングして狙いを定めて、急降下して水中に飛び込む姿は、競技の飛込みのようで見ていて飽きない。羽を鋭角に折りたたむ姿が美しい。最近はみることが稀になった。

ズク鳴いて里は水田の月夜かな

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アオバズクは夜になると、ホッホーホッホーとしばらくの間鳴く。もちろん姿を見たことはない。
一昨晩、はっきりしないが遠くから短い時間だが、聞こえてきた。(気がする、空耳かもしれない)。これも、気が付けばこの数年は鳴き声を聞いていないような気がするが…。