#人類学と考古学

「3密」の支離滅裂的考察

粛々とウイルス増殖す長閑なり 新コロナ感染の事態はいささか深刻である。 3密という新しい言葉が生まれた。もともと密教にもある言葉らしいので、日本人は何となく肌で受け入れやすい語感があるが、換骨奪胎で言葉的には愉快である。流行語大賞の有力候補…

日本坂峠を歩く・・・古代の東海道?

今回は友人と静岡の平野を西に区切る山塊の尾根を歩いた。 低山だが急峻なこの山塊は、東海道の難所であり時代によって山を越えるルートが変わっていて、その変遷を知るのも面白い。現在は国道一号がトンネルで通過するが明治のトンネルも立派に残っている。…

山形にアマゾン?

思わせぶりなタイトルだが、鶴岡市街地に「アマゾン民族館」、さらに少し山に入って国道112号月山道の駅に「アマゾン自然館」がある。いずれも館長をされている山口吉彦さんのコレクションを基に開設したものだという。山口さんは40年ほどアマゾンに住…

地底の森ミュージアム(仙台市富沢遺跡)

仙台市の長町に世界に例を見ない珍しい施設があるので、旅の途中で時間を割いた。水田の地下5mから発掘された2万年前の氷河期の森を、そのまま保存・公開している、「地底の森ミュージアム」がそれ。平均気温は今より7,8度低い時代で、出土した樹木は…