柿を吊るしました

ベランダに肩身も狭し吊るし柿
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今年も干し柿を吊るした。
特に干し柿が大好物ということではないのだが、いかにもこの時季に青い空と柿の色が似合わしいので、この色を楽しむために作っているようなものだ。
季節の風物詩ということで、七夕やクリスマスと同じ感覚でいる。
毎年同じだな、と思ったら去年のブログは3日前にアップしている。年年歳歳

https://blogs.yahoo.co.jp/geru_shi_m001/65718558.html

これを吊るすとベランダの蒲団や洗濯物の場所が減るのだが、当座は我慢。
風物詩なので、沢山はつくらない。20個くらい。
柿簾という言葉があるが、我が家のものはとても簾状にはならず、風鈴が少し多い程度。
年々その数が少なくなってくる。これを寂しいと思うか、当然だと思うか。

(追)
青森の民謡「鯵ヶ沢甚句」に、吊るし柿が出てくる。

♪ 鯵ヶ沢育ちで 色こそ黒いが
   味はやまとの ノー 吊るし柿

鰺と味とを係けているのはわかるのだが、なぜ「大和の吊るし柿」なんだろうと思っていたところ、この台詞はことわざというか、いわゆる慣用句だという。恥ずかしながら知らなかった。大和の吊るし柿は、色は黒いけれど味は飛び切りよいので、見た目は悪いが味がよいものの謂いだという。
渋柿を吊るすのだろうが、何という品種の渋柿かなと思って調べたが、今のところ私には判らない。
子規が「鐘が鳴るなり」、と食べたのは「御所柿」だった。