芽吹き 3様

ふくぶくと吹いて膨れろ草芽ぶけ

 

3月の光はやっぱり強くて暖かい。

この日射しをうけて、草の芽たちもどんどん膨らんで土から顔を出してくる。

 

これはヤブレガサ。もう少し経てば名前のとおりの姿をした葉を開いてくる。まだ傘をたたんだ状態だが、いかにもヌーボーとしてユニークな姿をしている。近くの山に行けば珍しくもないのだが、庭先でこうして見るのもいい。

 

ヤブカンゾウ。奴さんのような姿で並んで出てくる。小さいうちは可愛いのだが、何しろ旺盛な伸び方をする。花も力いっぱいで大雑把。

 

これは葉より先んじて面白い花をつける、タンチョウソウ。この名前で売っていたのでそうしているが、正式な名前があるのだろうか?イワヤツデというのに似ている気もするが。

 

これはベンケイソウ。ミニチュアのおもちゃのような姿でふつふつと小さい顔を出してくる。これも生命力あふれる草だが、このところ花が咲かない。栄養過多か?

10年以上前に鳥海山のふもとの遊佐町の海岸から持ってきた株。静岡は温か過ぎてこいつもやる気がしていないかもしれない。