2014-05-14 モネのパラソルの幻影 日記 #俳句、川柳 河原を歩きながら見上げると、堤防の上にパラソルの女性が見えた。 ああ、モネだ! 少し季節は違うけれど、 あんなふうわりしたスカートではなくて、田舎のおばちゃんだけれど、 光あふれる空と雲と風と、燃えるような草たちはモネそのものだ。 その途端に訳もなく、モネの絵の世界が仏教的に思えてしまった。森羅万象の存在が光の粒に分解し上空に向かって沸騰し、成仏していく。 堤防に上がると、幼児たちがおしゃべりしながら自転車の練習をしていた。ついでに、ご挨拶の練習台にされてしまった。 モネのパラソルはもういなかった。のどかな陽射しだ。 ごあいさつ褒めれば何度も春の土手