九州の中央部、阿蘇山、高千穂町を経て、五ヶ瀬町、椎葉村へと、すれ違いの出来ない山間国道などを選択したくせに、文気を言いながら走りへとへとになった。
霧島では早朝霧島神宮に詣でたあと、思い立って高千穂の峰(1574m)に挑戦した。キリシマツツジがいい季節で高千穂河原には既に大勢の車だった。標高差は600mくらいだろうか。登山の用意がないので、ワイシャツとやや厚手のトレッキングシューズ、リックの代わりにショルダーに水2本とパンを詰めみすぼらしい姿でスタート。
カンカン照りのなか火山礫のざくざく路を、お鉢まで1時間と少し。ここは深さ200mの河口の淵、馬の背を歩く。さらに山頂まで小1時間を要したが、このところ登山をしていない私としては、まあまあ頑張れた。結局往復4時間。ご褒美に素晴らしい眺望と、キリシマツツジを堪能した。
特にツツジは斜面にへばりつくように一面に点在していて、けなげながら逞しく花を咲かせている。一見の価値はあるね。
下山して霧島温泉郷の登山口温泉で湯をゆったり浴びる。300円。至福。鼻歌。
霧島や蝶落ちてゆく鉢の底
ツツジの群落:礫土にへばりついている