名もかなし艸千里浜(シリーズ風景の中へ15)

30年ほど前に、「われ嘗(かつ)てこの国を旅せしことあり」。
そのとき阿蘇の火口まで行ったのだが、雨と霧で何も見えなかった。
以来、火口や草千里ガ浜を見たいとずっと思っていて、やっと今回は願成就。
草千里といえば、三好達治

若き日の我の希望(のぞみ)と
二十年(はたとせ)の月日と
われをおきていづちゆきけむ
・・・
駒(こま)あそぶ高原(たかはら)の牧(まき)
名もかなし艸千里浜

この日は、黄砂かPM2.5か、風景はぼんやりかすんでいた。
有名なところなので解説は不要だろう。

艸千里馬の眼(まなこ)を過ぐる夏
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(これは馬ではなくて牛:季節が少し違いますがご容赦)
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米塚:80mほどの火山、登山は禁止