カマキリの10月

秋が深まり、庭の虫もめっきり数が減ってきた。あれだけ手を焼いたオンブバッタも探さないと見つからないほどだ。
カマキリは体がくすんだ枯葉色の擬態になった。 当然、餌が少なくなっているので、私も庭の虫を殺さないようにしている。夕方になると窓の網に取り付いて、明るさをめがけてくる虫を狙うこともある。いろいろ工夫している様子がけなげに思え、しばらくは灯火をつけたままにしておく。
庭は狭いので、大方の虫の居場所がわかる。カマキリは3~4匹、場所を分けて棲んでいる。カナヘビ(トカゲ)は2~3匹。こいつらが庭の食物連鎖の頂点近くにいるわけだ。それぞれ互いに出くわすことは余りないように見える。
じっとして、だんだん目に付かなくなる。

蟷螂が鎌より長き影を見る
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