杜鵑草(ユリ科:New野の花365日)

ホトトギスは山でよく見かける秋の野草だが、園芸でも人気があり様々な変種があるようだ。私にはその同定もできないが、庭には4種の花があり、うち3種がいま満開になっている。ただし、手入れが悪く日光にたっぷり当たっているので、日焼けで無残な格好をしている。
一つは花屋から「ダルマホトトギス」という名で購入したから、名前が知れている。背丈せいぜい20cmで葉も丸い。残り二つはいわゆるホトトギスらしいホトトギスであるが、品種名を知らない。花の色柄がどぎつく、海の軟体動物ウミウシを連想させるが、どぎつさの割には印象の薄い花である。
9月初旬に満開となったのは恐らく「ヤマホトトギス」だと思われ、近くの山で採取したもの。「ヤマジノホトトギス」と似ていて自信がない。山道の脇にヒョロッと咲いている。
数年前に、これも暗い山道で黄色の小型の「チャボ」に近いものを見つけたが、庭に定着しそうもないので採取しなかった。いま思えば、やはりそれが正解だった。
 
駄句は、日向の刈干切唄を拝借。
山の辺は逧逧陰るよ杜鵑草(やまのべはさこさこかげるよほととぎす)
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ダルマホトトギス
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