あっ、イノシシだ!

朝の9時頃、裏のミカン山に散歩に出ようとすると、隣家の主人から、
イノシシがでるよ・・・連れてこないように気をつけな・・・
と冗談交じりに声をかけられた。
そういわれれば先日裏山を歩いた時も、畑が散々にかき回されているのを、あちこちで眼にしていた。
ところがものの100mも行かないうちに、ミカンの木の下に見慣れない黒い生き物がいる。イノシシだった。農道から10mも離れていない。私は目をあわさないよう、位置をずらしてから、またそっと窺う。大きいイノシシが盛んに土を掘り返している。下から犬を連れたおじさんが散歩に登ってくるので、「イノシシだよっ!あぶないよ」と声をかけてから、追い払えるかと手を打ち鳴らした。ところがイノシシは、悠然とこちらを見ている様子だ。が、そのうちゆっくり向きを変えてミカン畑の上の方に姿をけした。私の散歩はここで中止となった。

近所の方と話をすると、どうやらこいつは野生のイノシシではなく、イノブタのようだ。イノシシと豚の交雑したものだが、それだけに人をあまり恐れず、色も黒いというより茶が強いのだという。
私の住むところは、一応政令指定都市の町外れなのだが、同時に南アルプスの末端でもある。だから町と山の端境であってその両方を生活できる。・・・などと甘い考えでいたが、タヌキ、ハクビシンならまだしも、さてイノシシまでは許容できるかどうか??


猪豚は人を恐れず畠に尻
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上手く撮れてないが、後姿。肥えてようだ。