満天星躑躅(どうだんつつじ)が真っ赤(シリーズ風景の中へ5)

島田市郊外の千葉山どうだん原に全国でも珍しいドウダンツツジの群生があり紅葉が見ごろだときいて散策に行った。
この近くには名刹智満寺があり、裏山の十本杉は国の天然記念物に指定されている巨木群で、迫力満点である。標高は500mに満たない程度か。今回は寺を素通りして、さらに狭い林道を車でひやひやしながら上ると、見晴らしが開けて駐車場があり、ペンションもある。ここは眺望がすばらしく、島田市から駿河湾まで広々見渡せる。
車を停めて歩いて向かうと、どうだん原まで20分ほどの坂道コース。ドウダンは、紅葉の盛りは過ぎていたがそれでもカッと熱い赤で山肌を一面彩っていた。庭木と違って3,4mはありそう。保護されさらに植樹もされて8,000本もあるようだ。足下にはリンドウが咲いていた。
紅葉に分け入る息を紅く染め
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 一揖して真っ赤な森に分け入らむ
 
(途中気持ちのよいヒノキ林だと思ったら、森づくり県民税で間伐をしたという看板がみられた。確か荒廃した森林を整備するための県民税である。事業が進んでいるようだ。)