湯たんぽの物理学?

湯たんぽ使い始めたらそのぬくぬくした柔らかい温かさの虜になった。朝になっても驚くほど暖かいままだ。静かなブームというのもうなずける。
で、一体どのくらいエネルギーがあるものなのか?文系ばりばりおじさんが50年前の物理の教科書を紐解いて考えてみた。
私の4,000ccの湯たんぽに85度の湯を入れて布団に入れ、一晩10時間たったら足元で35度になった。という設定にしよう。
水温が50度下がるから、50×4,000=200,000200kcalが失われ、これがポカポカに変じたことになる。1cal=4.2J(ジュール:仕事の単位)と書かれているから、4.2×200,000840,000 840kJの仕事に相当する。1kJはおおよそ100kgの物を1m持ち上げる仕事なので、湯たんぽは10時間に 840回持ち上げる仕事をしていることになる。(物が50kgの女性だとすると倍の1680回。約21秒に1回、徹夜で持ち上げ続けている!)大変ご苦労様である。
私の体が水だとすると70kgは70000ccになる。200kcalは体温を約3度上げることになる。こう考えるとたいしたものだ!
電気で考えると、1w(ワット)=1J(ジュール)/秒とあるから、上記を計算すると、約23w(ワット)である。市販の電気アンカは大体2050w程度だから近似値だ。10時間使用すると230Whであり、電気1kWhの料金を約20円とすれば、約45円となる。思ったより安いね。
以上、どえらい間違いがあるかも知れないが(十分ありうる)、全く文責は持たない。
無責任な俳句を添える。
 
湯たんぽのぽのぽのぺのぷのぬくぬくの
 
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