雪の果て三月十日までは日々が在り
(2013年5月 仙台市の荒浜近く の住宅跡地)
3月11日が今年で10年をむかえた。私はこの日、災害を忘れないために、録りおいた津波のビデオを見ることにしている。その都度、打ちのめされる。犠牲者に手を合わせる。
この時を境に、いろいろな人生があったことを改めて知る。避難生活や原発の現状を意識する。
震災から2年たった時に東北を訪れた。その時に仙台で出遭った東六郷小学校の生徒たちに、枇杷を送ったらたくさんのお礼の手紙をいただいて逆に驚いたことを思い出す。小学校は津波で使えなくなり、当時、中学校を使わせてもらっていたようだが、その後、廃校となったと聞いている。あの子供たちも大きくなっただろうな。