奈良に「観光」にいっても、いつも時間がないため、定番どころの寺社を回って終わりとなるので、たまには自由に、と今回は予定をたてず、いきあたりばったり。
次に橿原考古学研究所の博物館にはいった。ここでは説明のボランティアさんにじっくりと1時間以上説明を頂いた。これは「学習」になる。
ボランティアさんに大型埴輪の説明を聞く
ついで、眼前に畝傍山が見えたので、思い立って登った。199mのなんと火山だという。
山の東麓にある池田神社から若桜友苑右奥の細い道から入って、約20分。このコースは急登で息が切れる。残念だが山頂の見晴らしがよくない。一息ついて神宮方面に下山したが、コースが長くうんざりした頃、なんと池田神社のすぐそばに下りてきてがっかり。
「香具山は 畝火ををしと 耳梨と 相あらそいき 神代より かくてあるらし 古昔(いにしえ)も 然にこそあれ うつせみも 嬬(つま)を あらそうらしき」
さてこの嬬争いは、誰が女で誰が男なのか、議論がある。
「畝火ををしと」を、畝火 雄雄しいとよむと 畝傍は男で香具山、耳梨は女。
「畝傍ををしと」畝火を愛しと、とよむと畝傍は女で香具山、耳梨は男。という解釈になる。(他にも説があるようだ)
私的には、登った感想で畝傍は男である。形も三山では一番とんがっている。
畝傍山山頂 展望がない