餅つき大晦日

昆布巻を添えてお返し餅つき機

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蒸し米は数分で餅になってくる、いい香り
ここ数年、隣家から餅つき機をおかりして、3キロほど餅をついている。年末の大掃除と餅つきは、新年を迎える大切な儀式となっている。

今年は大晦日に餅をついたが、私の郷里、信州飯山では、29日は「苦もち」といい、31日も「一夜もち」といって、餅つきを避けた。このごろはそんなこともなかろうし、餅つき自体、あんまりしなくなっただろうと思う。
などと書いていたら、「エゴ」を思い出した。もう何十年も口にしていない。これは、えご草という日本海で採れる海藻を、晒して少し脱色し、ひたひたの水を加えて少量の酢をいれ、弱火で練りながら溶かしたもので、。冷やして固まったものを短冊状に切って、からし醤油などで食べた。(参考:「食の風土記」信州いいやま)
トコロテンの田舎っぽいもの、という雰囲気だが、独特の風味は忘れられない。奥信濃の一部や北安曇地方の祝い日の郷土食である。
さて云々はやめにして、そろそろ御屠蘇にしましょうか。