ひめはじめとは?

新年に二年酔いして突入す
イメージ 1

何で今日が、1月1日で、正月なんだろう、と馬鹿らしい疑問をずっと持っていたが、たまたまカンボジアでガイドに聞いたら、正月は4月!なのだそうだ。そういえばアジアにはテトとか旧正月とかの言葉があることに気がつく。
何でこの日が?という疑問はまたの日に調べるとして、とりあえず今日2日は「初」の日となっている。昔から書初めはこの日だし初荷や初売りも2日としたものである。元日にはみな家族で静かにしていたものだった。
○○初め、というのはどうやら江戸時代までの暦に記されていた「暦注」という農事や方角、忌、などを事細かに指示したものだが、明治政府はこれを迷信として退けた。
その暦注の中にあるのが、○○初めである。多くの暦で、2日は「あきないはしめ」とあるようだ。また元日には、「はかため(歯固)、くらひらき(蔵開)、ひめはしめ(火水始)、きそはしめ(着衣始)、ゆとのはしめ(湯殿始)」などがあるという。

この中で面白いのは「ひめはじめ」。これは一体何を意味しているのか?
主要な説として「馬の初乗り」、「針縫業」、「粥」などのことだと、もう暦注自体が無理に説明をして混乱している。が、古語辞典に拠れば「暦の用語 新年に初めて男女が相交わること」とあり、庶民はみーんなお分かりだったのである。(参考:「暦と日本人」内田正男(雄山閣
新年からつまらない話になった。今年が思いやられる。