タデの花3種

赤ままや野球ぼうずが踏みしだき
 
3年ほど前、道端に見事に群れ咲いていたイヌタデをみつけ、持ち帰って平鉢に盛り込んだのだが、翌年は周りに逃げ出してしまった。ところが今年、どうした訳か自分の方からその鉢にはいり込んで咲いてくれた。それがちょうど見ごろである。イヌタデは赤まんまと言われるように、あの紅の色が人懐っこい。
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そしてタデ科は概して花が非常に美しい。タデの花穂は粒々一つひとつが花であり、花弁のように見えるのは実はガクである。
小さい花を虫眼鏡でみると、お伽噺のように可憐で美しい。イヌタデはまた、葉の紅葉もいい。下葉から薄っすらと朱に移っていく色の変化は、水彩画のようで捨てがたい。

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特別花が奇麗なのは、次のサクラタデ。ドブによく咲いて居る。これが以外に臭いことは、先に書いたとおりである。

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次は自信がないが、形から察するにヤナギタデか?としたらタデで辛いのはこの品種だけであり、刺身のツマになるのもこれだ。唯一有用でホンタデともいう。かつては醤油の代わりにしたという。だがしっかり確かめなかったので、明日もう一度いって噛んでみなければならない。
(翌日摘んで噛んでみました。からいからい!!本物です。たで酢にしてみます)
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