ウォーキング止まってばかりや草の花
10歩進んでは屈みこみ、暫くして立ち上がって、また5歩進んだと思ったら立ち止まり。今度は何枚も写真を撮っている。これではウォ-キングにならない。
しかし野辺の道には八千草の花が咲き始め、クズも芳香を放ち始めた。これではすたすた歩くことはできないではないか。
こんなに暑くては死にそうだと悲鳴を上げて、人間様はクーラーの部屋に閉じこもっていたのだが、どっこい野草たちはしっかり季節の移ろいをキャッチして、命のサイクルを回していた。つべこべ言わず、やるべきことを間違いなくやるという命たちに、敬服。
(オオイタドリ タデ科)