雑草も今朝は秋草庭一面
庭の植物は今年の異常な暑さには参ったようで、いろんな優しい花は溶けてしまっている。雑草たちは、手入れをされないので伸び放題。雑草なのだが、この季節になると、やさしい慎ましい花をつけ、愛しさが増すので、「雑草」から「秋草」に昇格する。
多くは小さい花で、神は細部に宿る、という言葉を思い出させる。
だれもが知る花。半日ほどで花をたたむ。受粉しない場合は、雌しべと雄しべをからめて自家受粉するのだという。
ヒメジソ (シソ科)
ミヤマトウバナなのか、そのほかのミントの種類なのか、同定が難しくはっきりしないので、一応ヒメジソとしておく。
キツネノマゴ (キツネノマゴ科)
庭に生えて困る、が、一株二株は取り残しておいて、この小さな花を楽しむことにしている。
ウリクサ (アゼナ科)
小さい花でカメラでもピント合わせが難しい。遠慮するように地面を張って茎を少し立ち上げて花をつけるが、これも数が少ない方が可愛いので、取ったり取らなかったりして調整している。
どこにでもあるイヌタデだが、この時季は美しい。特に集まって咲いているとなお美しい。丸鉢で咲かせたいのだが、手入れが悪くみんな外に逃げ出してしまう。
ツルボ (キジカクシ科)
土手にたくさん出てくる。春に出た葉は夏に枯れ、花の時季に再び新しい葉を伸ばす。