弱者の避暑

下流民きょうも避暑ですモール街

(モールのベンチ――たまたま人のいない瞬間)

暑い!とばかり言っているが、それにしても暑い。7月から始まった35度前後の暑さが、まだ9月半ばまで続くという。

前にも書いたが、これはもう災害なので、避暑避難を公共で、税金で検討するべきだ。個人、各家庭での対応では、弱者に厳しすぎると思う。また個別対応が社会全体では大きなエネルギーロスにつながるのは明らかだ。すでに一部の市では避難の対策を始めているという情報もきいている。

 

さて、わたしも暑さと部屋に閉じこもる閉塞感で、次第にイライラしてくるので、図書館に出かける。実は図書館は、あまり温度を下げていない。あの温度では、私は汗っかきなので入館してもあまり汗が収まってこない。それから、やはり会話も電話もできない、動くのも憚られるときては、やはり閉塞感が拭えない。せいぜい1時間か。それ以上になると、眠ってしまいそうだが、さすがにそれはできない。

 

大型ショッピングセンターに出かけてみると、これは意外にも快適だった。駐車料金もかからず、しかも屋内駐車ができるので車が熱くならない。内部にはところどころにベンチやソファーがあり、いくら休んでいても奇異に見られない。適当に歩き回って、こまごましたものを買って、ちょっと何かを食べて、と気分転換も可能だ。晩飯のおかずを買って帰ればそろそろ自宅も山影に陰るころで幾分凌ぎやすくなっている。

 

ということで、市内の3か所のショッピングモールで避暑をしてみた。お陰で最近の街の様子が分かったし、若い子らのファッションも観察できた。ゲームセンターに大人も大勢いるのは驚いた。そうして、やはり避暑目的できていると明らかに分かるベンチの御同輩もたくさん見かけ、うんうんと変に納得。

 

先日8月の電気料請求があって、明細をみたら昨年より使用量、金額ともに少ない!これはどういうことだろう。2部屋のクーラーをほとんど丸一日つけっぱなしという日が何日もあったのに。避暑の効果だろうか。(でもそれ以上に細々と物を買っているナア)