台風15号

秋出水安否電話の長話し

(近くの公園も浸水)

台風15号が、静岡県内に大きな被害をもたらした。

9月23日から24日にかけて、県内に線状降水帯が発生し記録的な大雨をもたらした。静岡市で12時間に404㎜、これは半日で平年の9月1か月分の雨量の1.4倍に達するとんでもない雨量だという。

私もパソコンの雨雲レーダーに首ったけの夜で、一向に移動しない赤紫色のマークにハラハラし、外の雨音に一時は肝を冷やすほどだった。庭の排水口が落葉で詰まるので、2度びしょ濡れで点検した。市街地では安倍川が警戒水域を越え、真夜中に避難指示が出された。(結果的に洪水はなかったが)

私の住む地域は雨風の難を逃れたものの、半日以上の停電になり、不自由を強いられた。26日午後現在でも、清水区では興津川の取水口が被災し広域にわたり断水している。

特に近くを流れる巴川は勾配の極めて少ない河川のため、雨のたびに溢水し、治水工事が長年にわたり行われてきた。上中流部で遊水地が大規模に作られ、また放水路も作られている。しかしやはり今回も下流部では住宅地に浸水している。

 

昨日今日と近くの様子を見に車を走らせると、各地で泥の除去、流木の片付け、浸かった家財道具の運び出す光景に出会い、目立たないけれど広範にわたって水に浸かってしまった様子が分かった。

私の家も、50年ほど前の「七夕豪雨」の際はすぐわきの山から来る水路が土砂崩れをおこし数軒が大被災した場所。今回はそれ以上の集中豪雨で、被害には至らなかったものの、いつ被災するか分からない。喉元を熱くしている。

被害のもう一つ、浸水地区の泥の道路を走って、大きなくぎを拾ってパンクしてしまい、JAFも来てくれず難儀したことをメモしておく。