2018-09-14 八千草の花の野辺ー2 New野の花365日 #俳句、川柳 八千草に囲まれて居り手に図鑑 虫が鳴く季節になっている。風も気持ちがよい。 河原は一面の草原で、草やぶの陰には何があるのか全く見えない。 骨も見えずむくろも見えず草の花 子規 (明治29年) (ママコノシリヌグイ タデ科) 弦状の茎に下向きの小さなつげがたくさんあって、さわると痛い。これで子供の尻をぬぐうという発想が痛々しい。このとげをほかの植物に引っ掛けて、上に上にと這い上がってくる。タデ科の花は小さいがきれいだ。 紫色の花(ツルフジバカマ マメ科) クサフジの仲間は似ていて、区別がつきにくいが、たぶん大丈夫だと思う。この時季にしては鮮やかな色をしているので、目立つ。隣の白い花はセンニンソウ(キンポウゲ科)。 (ツリガネニンジン キキョウ科) 堤防はたびたび刈り取られるので、このような清楚な姿になっているが、そのまま繁ると花はごちゃごちゃついて咲いたすがたは乱雑になる。漢名はシャジン。 (ヤブツルアズキ マメ科) やぶの中に黄色く咲いているので、のぞいてみるとこの花。アズキの原種といわれている。