ミゾソバやタコノアシなど秋の沼

みぞそばの瀬を跳びかねて遠回り

近くの沼を散歩していると、ミゾソバが満開だった。見れば見るほど砂糖菓子のようで可愛い花である。

みぞそばや金平糖のお姫さま

こんな句が出てくる。

 

サクラタデはもう終わり。今年は台風15号の出水で花の時季に泥かぶってしまった。

 

ヤノネグサ。これもタデ科。色濃く紅葉していて、目をうばう。草紅葉。

 

一月ほど前に、富士川の河原で遊んだときに、それまで見たことのなかった花を見つけた。調べたらシャクチリソバ(タデ科だという。ヒマラヤ原産の多年草で、薬用植物として移入されたが、野生化しているのだという。食用にはならないという。備忘で掲載。

 

これはタコノアシ(タコノアシ科)。湿地に分布する絶滅危惧種だというが、この沼ではたくさん見られる。もう枯れて真っ赤になって、種をつけた花の跡が本当にゆでだこの足に見える。名づけの妙。

 

今日は真っ赤に夕焼した。荻の穂もひとしきり朱く燃えていたが、夕やみに沈んでしまった。さて帰ろう。