カラスウリとスズメウリ (ウリ科)

真夜中も真っ朱に眠るやカラスウリ

 

f:id:zukunashitosan0420:20201016230430j:plain

この季節、野草の花を見ながら歩いていると、つる性のものが多い気がする。ほとんどマメ科かもしれない。葛は終わって、眼につくのはヤブマメ、ヤブツルアズキタンキリマメ?など。これらは後日アップしたい。そうそう、アケビも吊り下がっていた。

 

花ではないが、眼を引くのがカラスウリ。茂みの中に朱色の実をいくつもぶら下げている。つるを引いてもなかなか引き出せないが、うまく離れて出てくると、赤い実が3つ4つと連なっていることがある。それにしてもきれいな朱色である。この色は他には柿の実ぐらいしか例がないように思える。まだ水気があって重いものを一つ頂いてきて、玄関の壁にぶら下げた。

 

f:id:zukunashitosan0420:20201016230517j:plain

スズメウリというのも見られる。カラスとの対比でつけられた名前だろうが、スズメの卵よりも小さいくらいだ。未熟なうちは緑色だが次第に写真のように白っぽくなる。花は8,9月頃、ちいさな5弁の黄白い花をつける。つるから下がる茎は糸のように細くて繊細感がある。カラスウリが夜怪しいレースの花を広げるのと比べて、こちらはいたって普通。これもいただいてきて、カラスウリの隣に置いた。

 

ヘクソカズラも、実が緑から茶褐色に変わり始めている。ツルウメモドキはもう爆ぜ始めた。これらはレースにしても面白い。

天気予報では、明日は急に気温が下がるという。野草たちも急いで冬支度を始めることだろう。