おれは春の餓鬼なのだ

春の餓鬼楤独活屈漉油(はるのがきタラ ウド コゴミ コシアブラ
 
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(タラとコゴミ)

難読漢字みたいな句になったが、いずれも山菜。今がまさに旬だ。
 
タラは庭に2本の木が伸びていて芽吹き、早速頂戴した。
コゴミは隣家の親父が秘密の場所から毎年収穫してくる。当地は暖かなので太くなる前に伸びてしまい姿は悪いが歯触りは十分。
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籠の中は、今日堤防を散歩していて、摘まんだもの。
ヤブカンゾウヨモギ、赤いのはイタドリ、そしてスイバ。
あえてこんなものを食べることもないのだが、春先に山菜、野草を見つけると、食べたいという不思議な衝動がわいてくる。これはきっと体内の縄文人のDNAが騒ぐのだろう。
ヤブカンゾウはヌタにしてコゴミは茹でてマヨネーズ、その他はテンプラ。
自分で採って自分で揚げて自分で食べる。
縄文人のささやかな楽しみだが、まことに我は春の餓鬼なのだ。