異常な夏 蜂の巣

蜂騒ぐ秋のリストラ始まりて

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アシナガ蜂が廂に2つ巣を作っている。互いに1mほどしか離れていないので戦争を起こさいないものかと、興味をもっていたのだが、先日片方の巣に蜂が飛んでいないことに気が付いた。よく見ると小さい蟻が下から上がってきて黒だかりだ。さらによく見ると、もう一つにも蟻が集っていて、蜂は巣に取りついても何もできず慌ててすぐに飛び立ってしまう。幼虫の世話ができていない異常な様子だ。

これは蟻に占領されているな、と思って、二つの巣を落としてしまった。そして薬剤をかけ集っている蟻を駆除した。この蟻は小さくて数が多く、しかも動きが驚くほど素早い。今までこんな蟻が居たかしら。気を付けたほうがよさそうだ。蟻が家に侵入したら大変なので、蜂には可愛そうだが勘弁してもらうしかない。

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翌朝、働きバチたちは、職場を失って呆然と巣のあった跡に集まっていた。なんだか人間社会に似ている。雇用主を失って何も手がつかない状態だ。私もこの二日は、ほとんど外出せず籠りっきりで、これも異常である。異常だと思うとすべてが異常に見えてくる。

 

異常と言えば、この天気はどうだ。

異常な長雨がようやく終わって、梅雨が明けたと思ったら、異常高温だ。昨日は37度、今日も35度、明日も明後日も続くという予報だ。恐怖を覚える。

軒に這わせた日影用のブドウの葉が、長雨と気候変化に耐えられなくてどんどん落ちてきてしまった。今年はまだ青いうちからハクビシンの被害を受けて、4分の一は食べられてしまっていたが、そこに来てこの天候だ。ブドウの粒が病気にかかり色も付けずに萎んでいく。残念だが今年は全く期待ができない。これではもうハクビシンも見向きもしない。

ポット植えの南高梅も葉がカサカサして枯れて落ち始めた。慌ててブドウの下に移動して様子を見ているが、心配だ。