わが庭の淋しき極み小鳥来よ
年の瀬になった。庭の草もほとんど枯れて、寂しい限り。寒菊が少しばかり咲いているが、それも勢いがなくなった。
余り殺風景なので、板と棒を適当にうちつけて、小鳥のエサ台を作った。
ミカンを置くと、すぐ来てくれたのがメジロ。他はまだ来ない。ヒヨはすぐに来そうだ。いろいろな鳥が徐々に来てくれるだろう。
枯れたといっているが、よく見れば、馬酔木はもう花芽がうっすらと赤い。モッコウバラも新芽が出ている。ナツツバキは銀色冬芽がふくらんでいる。冬というのは、植物のスタートだとカレル・チャペックがどこかで言っていたが、見ているとその通りだ。
東海地方は、連日乾燥が続いていたが、やっと少しばかり雨が降った。土が土色になった。ここまで異常な少雨だった。近くの安倍川も瀬切れになっているほどだ。
これがまた年末年始は大嵐になるというので、困った天気だ。