クワズイモの花(サトイモ科:New野の花365日)

クワズイモを植え替えもせず大鉢で育てて、もう何年にもなる。
食用のサトイモにそっくりだが、名前のとおり普通は食べない。(毒があるのかどうか調べたことはない)。大きな緑いっぱいの葉が魅力だが、冬は室内に入れると優に畳一枚ほどのスペースを取られるので置き所に難儀する。
この時期、写真のような花をさかせる。同科のミズバショウなどとそっくりだ。今年は7,8個の花をつけている。花が咲くと葉がそれまでの半分ほどの大きさになってしまう。

芋といえば、蛇笏の次の句になる。
芋の露連山影を正しうす 

連山とはどの山なのだろう。
中央高速を走ると、韮崎から長坂あたりで、鳳凰八ヶ岳、甲斐駒などが次々にその秀麗な峯をくっきりとみせる。これは甲斐路の捨てがたい魅力だ。多分これらの山のどれかなのだろう。運転しながら目は山を追い、この句が口をついて出る。

芋は秋の季語のようだが、花ならば夏でもいいのかな。蛇笏のあとに駄句。

アンニュイな午後もてあます芋の花
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